就職氷河期世代のSEの転職

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就職氷河期世代のSEの転職

就職氷河期世代、IT業界に進出したSE達は多かったと思います。
今や、20年選手のベテランとなっている人たちも多いですが、さらなるキャリアアップのため、あるいは体を壊して再スタートなど、理由様々に転職を考える人たちも多いと聞きます。
損を強いられる世代だと言われている氷河期世代、人生で成功していくためにどうしたらいいか、考えてみました。

SEの需要動向はどうなる?

新聞でもニュースでもIT業界の人材不足がささやかれています。
また、就職氷河期に正社員になれなかった人のための再スタート支援なども取り上げられています。
一方で、景気がいいのは2020年までで、それ以降のIT業界での人材需要は冷え込むといった予測もあります。
SE需要においていえることの一つは、専門性の高いSEの需要は高いが、実力的にまずまずであれば年齢の若い人が有利となってしまう傾向があります。
特定のプログラミング言語にたけているか、データベースやセキュリティの専門的な知識がある人の需要は高いです。
しかし、専門性が低いSEには、需要は少なく厳しい現実が待っていると言えます。

マネージメント経験

40代ともなってくると、マネージメント経験のあるなしが、転職の運命を左右します。
小さなチームでもプロジェクトでも、運営しているマネージメント経験がないSEは、転職の時に年収ダウンを避けられないと考えたほうがいいといっても過言ではないでしょう。
そのため、転職の際に、プロジェクトを管理できるということをアピールする何かが必要です。
具体的にはWBSを用いての進捗管理や、プロジェクトの納期を守ること、自分なりのプロジェクトを成功させるための工夫や取り組みなどを整理しておいて、面接のときにアピールするなどの工夫が必要です。

資格は有力な武器になる?

資格を有力な武器だとする人と、資格よりも経験、という風に意見が真っ二つに分かれます。
SEとして資格を取るのなら、個人的には次の二つをオススメします。
1)TOEIC
昨今は、パブリッククラウドの利用などの背景もあったり、グローバル企業のITシステムを担当するなど英語が使えると仕事の幅が広がります。資格手当を出してくれるIT会社も数多くあります。
技術の専門書や情報を集めるのにも英語で書かれている文献をて勉強したらいいでしょう。

2)情報処理技術者試験
受験料がほかのベンダー資格に比べて安く、資格としても汎用的に通用しやすいものが多いです。
データベース、ネットワーク、プロジェクトマネージャーなど上位の資格を狙って勉強しておくと、どこに行っても一目置かれます。経験にプラスして、資格があると、転職にとても有利なのではないかと思います。

フリーランスか正社員か

SEでフリーランスとして独立すれば、月収で70万、80万をもらうことも多いです。
しかし、一方で年齢が上がるほどフリーランスとして雇ってくれる企業が少なくなるという話はよく聞きます。
年齢的に自分より上の人を部下として雇うのが大変だから、というのが大半の理由だと言われています。
フリーランスのメリットは、体力が落ちてくる年代になっても自分の体力に応じて自由に働ける、という点でしょうか。
しかし、新しいIT技術の動向などに常に目を光らせたり、人脈を広げながら安定的に仕事を取っていく営業力は必須です。
正社員として就職するメリットは、なんといっても安定していることではないでしょうか。
しかし、あくまでも管理職または何か特定の会社に必要とされるスキルや人脈などがあればといったところになると思います。
いずれにしても、40代のSEならば、人生最後の転職となることを覚悟する必要はあります。

数を打てばあたるのではなく、じっくりと研究して会社を選ぶこと

複数のエージェントに登録してかたっぱしから会社の面接をしたとしても、転職活動はうまくいきません。
SEは普段の業務でも忙しく、多くの面接に行くのも難しいです。
そのため、転職エージェントなども利用しつつ、じっくりと会社の研究をしてから応募することをオススメします。
自分の働くイメージをしっかりと膨らませて条件にあう企業を選んでいく必要があります。
今まで長くSEを続けてきた人なら、何らかの経験が身についているはずです。
経験を生かすことに加えて自分のやりたい業種、分野などをはっきりとさせながら、キャリアプランをしっかりと持つことが転職成功の第一歩です。そして、これから20年はある残りの仕事の人生のキャリアプランについてある程度イメージを固めたうえで転職活動を進めていくことが大切です。
また、自分の市場価値についても正確に把握しておいてこそ、願っている転職ができます。
焦って安易に転職先を決めるようなことは絶対にしてはいけません。

オススメのエージェント、リクルートサイト

様々な連絡が来て、面倒にはなるかもしれませんが、エージェントに複数登録して活動することが一般的です。
まず、リクルートサイトとしては、リクナビをオススメします。
また、特に地方で働きたい(Uターン、Iターンを含む)場合には、Indeedが有効です。
エージェントとしては、個人的にはDODAがオススメです。
まずは、エージェントやリクルートサイトに登録して自分と同じぐらいのキャリアを持っている人がどれぐらいの年収で転職できるのかを探る必要があります。
その上で、エージェントに相談して、履歴書や職務経歴書のアドバイスをもらったり、面接時のアドバイスをもらうところに注力します。
働く先の会社の雰囲気や様子などはしっかりと聞く必要があります。
企業の口コミサイト(Vectorsやみん就など)をみて企業研究をすることもお忘れなく。

後悔のない転職活動になるために

40代ともなれば、転職は本当に難しいです。
転職してしまえば、どんなに技術のあるSEであっても、転職したての頃は新入社員として扱われる面も多々あります。
慣れるまでの苦労もあるし、必ず自分の希望通りに事が進むとも限りません。
小さな不満によって、転職して以前より状況が悪くなったということがないように、よく考えて計画的に転職活動を進める必要があります。
もし、リストラや病気などの不測の事態によって転職(あるいは再就職)を余儀なくされるのだとしても、焦らないことです。
必ず自分に合う会社があります。心配しないで、自信をもって転職活動に臨んでいきましょう。

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